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住宅ローン完済年齢が73歳へ高齢化した理由

住宅金融支援機構のデータによると、住宅ローンの完済年齢が20年間で68歳から73歳へと約5歳上がり、昨今は老後に返済リスクを先送りする実態が見えてきました。

完済年齢平均73歳 「高齢化」になった3つの理由

1.晩婚化による住宅取得時期の遅れ

2000年代前半の借入平均年齢は37歳~38歳でした。

その後、結婚年齢の上昇等で住宅を一時取得する時期が遅くなり、2013年度以降は40歳代で推移しています。

2.超低金利による住宅価格の上昇

安倍政権になってから、デフレ脱却金・金融緩和政策の恩恵を受け、住宅(特にマンション)の価格が一気に上昇しました。

その影響で総融資額を件数で割った平均融資額は20年間で1900万円から3100万円に増加、超低金利の恩恵を受けようと頭金を減らして多めに借りる方が増えています。

3.返済期間の長期化

融資額が増えたことにより、融資時点での平均返済期間も伸びています。

返済期間は不動産市況が良好だった世界金融危機前に一時32年を超えた以外は30~31年で推移してきました。

ここ数年は再び長期化が顕著となり、2020年度では、平均借入期間が32.7年の過去最長となっています。

借入額が増えたことが返済期間の長期化につながっています。

完済年齢が上昇する弊害

完済年齢が上昇する弊害は、収入の減る老後の返済負担が重くなること。

60歳時点ローン平均残高は20年間で約700万円から1300万円超える水準まで増加しているので、計画的に繰上返済を進めないと老後破産という事態を招きかねません。

退職金は減少傾向

退職金は減少傾向にあります。

雇用延長で老後も一定の収入を得られる機会は昔に比べ増えていますが、給与水準が大きく下がる中で返済を続けるのは生活を圧迫してしまいます。

仮に70歳まで雇用が伸びても役職定年で給料が半減することもあり、退職金も減少傾向にあります。

定年が伸びても、それ以降にローンが残る場合は、年金だけでは不足しがちで、パートやアルバイトを始めてやりくりしている高齢者も増えています。

繰上返済して70歳までに完済を!

若い時のように体は動かない為、そこを当てにすることよりは計画的に繰上返済をしていきましょう。

出来れば遅くても70歳までに返済を終えましょう。

今や100万円単位のまとまった金額でなくとも金融機関では数万円から繰り上げ返済可能な時代です。

余裕がある時は、少しずつでも繰り上げ返済をしていけば、ある程度借入期間を圧縮できます。

借りる際にシミュレーションしよう

一部の民間金融機関が完済時年齢引き上げに動き始めています。

利用者にとっては住宅購入の選択肢が増える反面、老後の返済リスクも高まります。

現状フラット35では完済時の年齢を原則80歳未満としています。

ということは35年組める年齢は44歳まで。

35年で組めた方が月々の返済が抑えやすいため返済のプランが立てやすいです。

例えば、子供が小学生低学年ぐらいまでであれば、35年で組んでおき返済をしておく。

小学校高学年から習い事や塾など通わせたい、など支出が大きくなってきたら繰り上げ返済をやめて、もともと月々の支払額で支払い続ける。

子供が社会人になれば、また繰り上げ返済を増やし、期間を短くするということも出来ます。

繰り上げ返済を含めた返済プランも借りる際シミュレーションや検討をしておきましょう。

79歳までのローンを組んだとしても、繰り上げ返済で70歳までに完済することをおすすめします。

☆不動産のことで何かお困りのことがあれば、アーキ不動産(岡山市中区)にご相談ください。

弊社代表は一級建築士でもあり、不動産コンサルティングマスターの資格も持っています。

不動産・住宅に関するあらゆる疑問・質問にお答えします。

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